業務執行と経営の分離が進み、そのどちらにもプロフェッショナルが求められてきている。執行役員制度を導入している会社が増えてきているが、そもそもこの制度は取締役の数を減らすのが目的ではない。従来は、係長、課長、部長と役職の階段を登り、取締役になった。取締役すなわち役員はビジネスマンにとって「双六の上がり」という意味合いがあったと思う。ところがこれからは、経営者は会社全体の戦略などを判断し決定する、個々の事業については権限を委譲された執行役員が運営するというケースが多くなっていくだろう。
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そのどちらが上位・下位というのではなく、適性・役割が違うということで、場合によっては執行役員の方が取締役より報酬が多いということもあり得る。従来は経営のプロといわれるようになるまで長い時間がかかったが、これからは若くして経営に携わる人も多くなってくるだろう。専門家になるか、執行役員を目指すか、あるいは経営者となるか。一つの企業の中でキャリアにもいろいろな方向があり、能力や意欲によって自ら道を選んでいく、それが21世紀のビジネスマンの生き方になると思う。