就活は私たち一人ひとりの問題だ

2011.11.24

学生や大学だけでなく、私たちも変わろう。また、私は、「学生が勉強をしないのは、勉強をする理由が見出せないからだ。それは日本の大学のあり方に問題がある」とも書きました。しかし、これも大学だけのせいにするのは間違っているように思います。私たち大人が、そして社会全体が、大学生が勉強しないことに対してひじょうに寛容であることも、このことの一因だろうと思います。大学生活の4年間をモラトリアムとすることが、日本では社会的なコンセンサスになっているような気がします。

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モラトリアムであることはいいとしても、だからといって、将来に向けた準備も何もしなくていいということにはならないでしょう。むしろ、将来に向けた準備期間とすることが、本来のモラトリアムであると考えられます。しかし私たちは、大学生活が将来の準備どころか、ある意味で「何もしなくていい4年間」であることを許容してしまいました。このことが間違っていたのかどうかは別にして、少なくとも現在はそれが通用しない時代になったことは間違いないと思います。その意味で、いまの学生たちは気の毒であるといえるかもしれません。が、気の毒だからといっていままでと変わらなければ、そのツケは将来、彼ら自身に回ってくることになります。学生たち、若い世代の人たちを守るためにも、私たち自身が変わっていかなければならないと思います。私の言っていることは、おそらくビジネスの最前線にいる方たちはすでに気がつかれていることと思います。いまさら辻某に言われるまでもない、と思われるでしょう。しかし、一般論として、頭ではわかっていても、いざ自分の子どもたちが大学生になると、どうしても甘くなってしまうのではないでしょうか。「大学受験であれだけ頑張ったんだから、しばらくのんびりしていてもいいよ」そう考えるのも親心だと思います。でも、その「しばらく」が4年間である必要はないでしょう。1か月か、せいぜい半年ものんびりすれば充分なのではないでしょうか。学生は勉強をしなさい。この当たり前のことを□にするのは、実はそう簡単なことではないかもしれない。でも、言わなければならないときには言っていただきたいのです。勉強の中で自分の力を高めることがいかに必要なことなのか、子どもたちに伝えてほしいのです。




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